INTERVIEW

「積み上げていく、伝えていく、淡々と」

元々京都で紙漉きをしていた渋谷さん。縁あって月山和紙の後継者となり、この地に移住することになった。
自然と寄り添い調和する生活の中で、伝統の和紙づくりだけでなく、名刺入れやカバンなどの物作りも行っている。
自然と隣あわせの毎日を楽しみながら月山の紙漉きを受け継ぐ、今の気持ちを聞いた。

渋谷 尚子さん
渋谷 尚子さん

次の世代へ紙漉きを繋げるために
ここでやっている。

 

最初は、こういう環境だと想定していないで山形に飛び込んできました。雪はすごいけど、水がきれいなところ、自然環境が豊かな点は和紙を漉くにはとても良い環境です。元々紙漉きは農閑期の冬の仕事なので、まぁ、冬はしょうがないかなっていうところはあります(笑)

想いという点では、和紙文化が途絶えるのは嫌だということ、月山では師匠の三浦さんしか居ない現実があって、次の世代に紙漉きを繋げるためにここでやっているというところがあります。

どこからか、こんな「正義感」が舞い降りたんでしょうか(笑)。自分勝手な正義感かもしれないけど、せっかく日本文化の中で千年近く続いている紙漉き文化が先細りなわけで、誰か一人でも永く続けて次の世代に繋げるべきだという想いがあります。

伝統工芸の学校の先生をやっていた経験から、そう意識するのかも知れません。若い子をみているとその人にバトンを託したくなるという感じ。勝手な想いですけれども。今は師匠の三浦さんと月山和紙を無くさないようにするという目標が中心です。

 

INTERVIEW 1

次の世代へ紙漉きを繋げるために

 

最初は、こういう環境だと想定していないで山形に飛び込んできました...

INTERVIEW 2

自然と調和すること

 

1日の仕事の段取りをする、その日の材料を用意して、陽が昇って仕事して日が暮れて終わるっていう感じ?

INTERVIEW 3

やっぱり楮100%は職人からすると「誇らしい」

 

私は国産楮をやってきたから、これからも国産楮でやっていきたいと今はこだわっています...

INTERVIEW 4

いつか「これだ!」と思う紙を作れる、そう思うとワクワク

 

正直、寒い中チマチマやっいてしんどいけど、でも和紙をやっていて毎日ワクワクしている...



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